コミュニケーションといわれて、あなたは何を一番に思い浮かべますか?
- 彼氏・彼女と話している様子
- 家族と雑談している様子
- 友人とチャットしている様子
様々な光景を思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、そこで頭に浮かぶのは「話している」様子であり「聞いている」様子ではないのではありませんか?
「聞く」という行為は、コミュニケーションにおいて話す行為と同じくらい大切です。
それなのにコミュニケーション方法としては二の次であり、軽視されています。
今回はそんな「聞く」について、再確認していきます。
日頃から当たり前のように行っていますが、意識的に取り組まれている方は少ない印象です。
聞くことができる方は、コミュニケーション能力が高いといえます。
日頃から
- 人の話を聞くことができない
- 聞いていても、いつのまにか別のことを考えてしまう
- もっと相手の話を引き出したい
方々には特に大切な内容です。
しっかりと内容を確認して、日頃の思いを解消していきましょう!
定義
聞くの意味を調べると、
音・声を耳に受ける。耳に感じ取る。
とあります。
また、
注意して耳にとめる。耳を傾ける。
ともあります。
他にも
- 話を情報として受け入れる
- 人の意見・要求などを了承し、受け入れる。
- 尋ねる。問う。
などの意味がありました。
こんなにも意味が分かれているとは思っていませんでしたが笑、今回取り上げるのは以下の二つです。
- 音・声を耳に受ける。耳に感じ取る。
- 注意して耳にとめる。耳を傾ける。
1は一般的に行われている「聞く」です。
話し声や物音を耳で聞くという行為を指しています。
しかし、2は少し異なり、意識を向けて聞く行為を指しています。
2の聞くは「聴く」や「傾聴」などと表現され、聞くよりも強く聞くような印象です。
コミュニケーションにおいては、この「聴く」がとても大切です。
どのように話を聞けるかによって、全く異なる印象を相手に与えるということを覚えておきましょう。
コミュニケーションにおける「聞く」
冒頭でもお伝えしたように、「聞く」というとコミュニケーションから少し離れる印象を持つ方もいるかもしれません。
しかし、コミュニケーションとは意思疎通の行為であり、自分の意見や思いを伝え合うことです。
伝えるだけがコミュニケーションではなく、相手の話しを聞き、相手を理解することもコミュニケーションの大切な側面です。
そのため、聞くという要素もコミュニケーションにおける非常に大切な要素であるといえます。
なぜ重要なのか
聞くという行為はなぜ重要なのでしょうか?
聞くことによって得られるメリットをご紹介します。
信頼関係
コミュニケーションを円滑に行うことで親近感が湧き、相手との信頼関係が築いていけます。
信頼関係を築く上では、話すよりも聞く方が非常に効果的です。
聞くことができると、相手は「真剣に話を聞いてくれている」と思い、あなたは相手からより信頼されるでしょう。
- 家族や友人
- 仕事仲間、取引先
- 夫婦や彼氏彼女
いずれの関係においても、聞くという行為で相手の信頼度を高めることに違いはありません。
相手と親密になりたいのであれば、相手の話しを「聞く」ことから始めてみて下さい。
異なる観点(広い視野)
相手の意見を聞くと、自分の意見とは異なる場合があります。
- そんな発想をしなかった
- 違う角度から物事を考えている
- そういう捉え方もあるんだ
その「気付き」があなたの成長となります。
異なる意見でも自身の意見を曲げる必要はありません。
受け入れる必要もありません。
ただしっかりと聞き、理解するように努めましょう。
考え方は人それぞれです。
あなたとは異なる意見でも、否定や強要はしないようにしましょう。
相手を理解する
相手を理解することは
- 仲良くなる
- 信頼関係を築く
- 異なる視点を学ぶ
など、様々な点でとても大切です。
特に仕事では、相手が
- 何を考え・求めているか
- 現状はどうなのか
- 問題はどこにあるのか
など、情報を把握することが必要不可欠です。
その為には相手の話しをよく聞き、理解しなければなりません。
自身が話していては得たい情報も得られません。
しっかりと相手の話しを「聞く」姿勢で臨みましょう。
意識すべきポイント
聞く際に意識すべきポイントは、相手の話に耳を傾けて聞く「聴く」ことです。
ただ単に聞くのではなく、相手の話を真剣に聴き、理解しようと努める姿勢が非常に大切です。
しかし、頭ではわかっていても相手によっては話が理解できない可能性があります。
その際は、
相手に興味関心を寄せて、相手のことを理解しようと努める
ようにしてみて下さい。
これは本当に大切なことなのでもう一度お伝えします。
相手に興味関心を寄せて、相手のことを理解しようと努めてみて下さい。
相手に気に入られたいからこそ話をしっかりと聞くことができます。
そうすることで、相手へのアピールにもなり聞けないという悩みも解決できます。
是非「聞くことができない」心当たりのある方は、相手に意識を持って聞いてみて下さい。
「聞く」の具体例
最後に「聞く」を実践すべき具体例を3つご紹介します。
聞くことでその後の結果が大きく異なったり、あなたの印象が大きく変わったりと実践していくべき内容です。
内容を確認して頂き、日頃の生活で実践していきましょう。
セールス
仕事で営業を行っている方は「聞く」技術が最も必要です。
基本的に営業スキルは「話すこと」であるとされていますが、これはあくまで最後の手段です。
その前に相手の
- 現状を正確に把握し
- そこにある悩みや課題を明確にし
- 自社サービスや商品が有効であるかを考える
ことが必要です。
この流れを「SPIN話法」といい、営業で成績を残している方々が利用している方法です。
詳細は以前の記事をご覧下さい。
しっかりと相手から情報を聞いた上で、相手の課題や要望に合わせた提案を行うことが大切です。
そこで的外れな提案をしていては、相手が納得しません。
正確に相手の意図を理解し、それに見合った話をすることが求められます。
その為には「聞く」ことが最優先になってきます。
その他にも
- コンビニやスーパーのレジ
- 受付窓口
- 飲食店でのオーダー
などセールスだけでなく、仕事においては「聞く」ことが行われて初めて成り立っています。
これほどまでに「聞く」が重要視されていることを再認識しましょう。
カウンセリング
定義として
専門的な知識や技術を持ったカウンセラーが、相談者との対話を通じて、心理的・社会的・精神的な問題を解決するための支援を行うこと
であるカウンセリングは、問題を把握するために「聞く」ことが必要不可欠です。
- 相手のことを理解し
- 悩みを把握し
- 問題解決の支援を行う
まさに「聞く」ことが中心です。
友人からの相談事なども同様に聞くことがとても大切です。
あなたの意見を伝える前に、相手の意見をしっかりと聞いて受け止めてあげて下さい。
リーダーシップ
リーダーシップを発揮する為には「聞く」ことは欠かせません。
なぜなら、リーダーにはメンバーのニーズや問題点を理解し、解決策を見出すことが求められているからです。
そのため、チームメンバーの話しを聞くことは、リーダーにとって不可欠なスキルといえます。
「聞く」ができないと、チームメンバーはリーダーに対して
- 不信感を抱く
- 自分たちが重要であると感じられなくなる
- コミュニケーション不足
以上のような問題が発生します。
そのような状態で問題が起こった場合、リーダーが問題を理解することができず、うまく対処できないかもしれません。
そのような事態を避けるためにも、リーダーはメンバーから「聞く」ことを率先してやっていくべきです。
具体的には
- メンバーに対して積極的に質問する
- 相手の話しを真剣に、注意深く聞く
- 聞いた内容に対する的確なフィードバックを与える
これらの「聞く」を実践できれば良いコミュニケーションが図られ、リーダーシップが発揮できるようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はコミュニケーションに欠かせない要素である「聞く」についてご紹介しました。
聞くことができると、それだけで相手との関係性が大きく変わってきます。
仕事においても活用できる場面が非常に多く、取引先や職場の上司との関係性が上手くいっていない方は是非実践してみて下さい。
以前の記事でも「聞く力」について述べています。
今回の内容と似ていますが、異なる観点から「聞く」を紹介しています。
是非そちらも併せてご覧下さい。
- もっと聞き上手になりたい
- 相手の話しを聞けるようになって信用を得たい
そんな方へ、AlWithではコミュニケーションサポートを行っています。
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ご相談お待ちしています。
最後までご覧頂きありがとうございました!
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