あなたは生活の中で交渉することがあるでしょうか?
ビジネスの中では、営業や契約などで交渉が行われています。
しかし、中には
- 交渉が上手くいかない
- 相手に話しを聞いてもらえない
- 取引先と交渉が決裂しそう
そんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
今回はそんな「交渉」に関して上手くいっていない方へ、相手を説得・納得させる方法をご紹介します!
営業なんて全くしないという方でも、このスキルが身に付けば日頃の生活で役立つこと間違いありません。
是非最後までご覧いただき、ビジネスや私生活に応用してみてください!
交渉とは
交渉とは、
あなたと相手との間で合意を形成するためのプロセス
です。
ビジネスや日常生活において、異なる意見や利益を持つ人々が出会った際に行われることがあります。
例えば、
- 価格交渉
- 条件交渉
- プロジェクトの計画に関する交渉
などがあります。
交渉は、コミュニケーション能力や説得力が重要な役割を果たします。
ビジネスでは必須スキル
ビジネスでは、交渉能力は不可欠なスキルです。
- 営業・セールス
- 商品の価格交渉
- 契約条件の調整
など、ビジネスの成功に直結する場面で必要になります。
また、
- チーム内での意見の統合
- リーダーシップの発揮
- 業務の依頼・分担・駆け引き
にも交渉力が求められます。
良い交渉力を持つことは、ビジネスの成果を最大化し、相手との良好な関係を築くために重要です。
ビジネスシーンだけではなく
- お小遣い交渉
- 買い物交渉
- お出かけ先交渉
など、プライベートでも交渉は行われています。
知っておいて損しないスキルが「交渉能力」だといえます。
うまくできないと
お互いにとって良い結果となれば、交渉は成立します。
逆にいえば、交渉がうまくいかないと、お互いにとって良い結果になりません。
最悪の場合、信頼関係が損なわれ、将来の取引や協力関係にも影響を与える可能性があります。
また、相手の方が交渉に慣れていると
- 自分の立場が弱くなる
- 言いくるめられる
- 不利な条件を受け入れざるを得なくなる
こともあります。
優位に進める必要はありませんが、しっかりと交渉しなければ相手に有利な結果になってしまいます。
具体的な手法3選
実際にどんな交渉術があるでしょうか。
ビジネスシーンでよく用いられる方法をご紹介します。
SPIN話法
SPIN話法は、
- Situation(状況)
- Problem(問題)
- Implication(影響)
- Need-payoff(ニーズとメリット)
4つの段階に基づいています。
顧客のニーズを明らかにし、それに基づいて提案を行う手法です。
- Situation(状況):顧客の現状や課題を理解します。
具体的な質問を通じて、顧客の状況を把握します。
「現在の業務プロセスにはどのような課題がありますか?」 - Problem(問題):顧客の問題や課題を特定します。
質問を通じて、問題点を明確にします。
「この課題が解決されない場合、どのような影響がありますか?」 - Implication(影響):問題の影響を顧客に説明します。
問題が解決されない場合のリスクや損失を示します。
「この問題が解決されれば、どのような良い影響がありますか?」 - Need-payoff(ニーズとメリット):顧客が望む状態やメリットを明確にします。
顧客のニーズに基づいて、自社の提案の価値を伝えます。
「こちらのソリューションを導入することで、これらの課題が解決され、これらのメリットが得られます。」
こうすることで
- 顧客の現状を把握・分析できる
- 顧客が悩み・課題に気付ける
- サービスや製品が受け入れられやすい=売れる
ようになります。
詳細は以前の記事で紹介しているので、そちらも併せて確認してください。
フィーチャー・アドバンテージ・ベネフィット(FAB)法
FAB法は、
- 商品やサービスの特徴(Feature)
- それによる利点(Advantage)
- 顧客にもたらすメリット(Benefit)
に焦点を当てます。
顧客がどのようなメリットを得るかを強調し、購買意欲を高める手法です。
- フィーチャー(特徴):商品やサービスの具体的な特徴を説明します。
「この製品は、最新のテクノロジーを搭載しています。」 - アドバンテージ(利点):特徴が顧客にもたらす利点を強調します。
「このテクノロジーの採用により、作業効率が向上します。」 - ベネフィット(メリット):顧客が利益を得る点を明確にします。
「作業効率が向上することで、時間とコストを節約し、生産性が向上します。」
こうすることで、相手は
- 関心が高くなる
- 購買意欲が増える
- 納得感が向上する
ようになります。
ストーリーテリング
ストーリーテリングは、物語を使って商品やサービスの価値を伝える手法です。
顧客の興味を引き、感情的なつながりを作り出すことで、説得力を高めます。
- 顧客の興味を引くストーリー:顧客が関心を持つ可能性の高いテーマやエピソードを選びます。
そのストーリーを通じて、顧客の問題やニーズを表現します。 - 商品やサービスの役割を強調するストーリー:商品やサービスがどのように顧客の問題を解決し、ニーズを満たすかを示すストーリーを構築します。
具体的な事例や成功ストーリーを使い、商品やサービスの利点を説明します。 - 感情的な結びつきを作るストーリー:顧客が商品やサービスを使用することで得られる感情や体験を強調します。
顧客が自分自身をそのストーリーに投影しやすいように、具体的な詳細や感情を盛り込みます。
こうすることで相手は
- 共感できる、興味関心が高まる
- 理解と認識が進む
- 行動への動機付けができる
ようになります。
これらの営業手法を使用する際は、顧客のニーズや要望に合わせてアプローチを調整し、説得力を高めることが重要です。
また、顧客とのコミュニケーションを重視し、相手の反応やフィードバックに敏感に対応することも求められます。
相手を説得・納得させる方法3選
交渉には相手を説得・納得してもらわないと成立に至りません。
具体的な方法をご紹介していきます。
意見を共有し、理解してもらう
相手があなたのの視点を理解しやすくなると、納得しやすくなります。
相手の立場や考えを理解し、あなたの意見や考え・要望を明確に伝えることが重要です。
例えば、
あなたの伝えたいことは理解しました。
私は〇〇だと思いますが、この点についてはどのように考えていますか?
と相手の意見を尊重しながら、このテーマに対する「あなたの立場」を相手に伝えます。
そうすることで、あなたの方向性が相手に伝わりお互いの目的が理解できます。
相手にとっても「なぜあなたがそういったことを言うのか」が理解できれば、自然と納得できる様になります。
利益を明確化する
交渉の際には、自分と相手の両方が得られる利益を明確に示すことが効果的です。
相手があなたの提示した条件に同意するキッカケとなります。
この提案がお互いにとって利益をもたらすことができると考えます。
私たちはこういう利点を持っています。
と具体的な利点を提示します。
特に重要なのが、未来をイメージしてもらうということです。
その利益を得ることで相手がどうなるのか。
相手に、どれだけ鮮明に未来を描かせることができるか。
未来がより具体的にイメージできれば、相手を説得することができるでしょう。
Win-Winの解決策を見つける
最良の交渉結果は、お互いが納得できる解決策を見つけることです。
競争心を持たずに、協力して問題を解決することが重要です。
どのようにすれば、双方にとって満足のいく結果を得られるでしょうか?
と問題解決に向けた提案をします。
相手に委ねるだけでなく、あなたが双方にとってメリットになる提案ができれば、交渉は必ず上手くいきます。
冒頭でも述べましたが、交渉はビジネスの成果を最大化し、相手との良好な関係を築く手段です。
どちらか一方が得をする様な交渉では、ビジネスになりません。
ビジネスの世界に「三方よし」という言葉があります。
商売において売り手と買い手が満足するのは当然で、社会に貢献できてこそよい商売
という考え方です。
交渉の結果が双方の利益になることは当然で、社会にも良い結果をもたらすと最良です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はビジネスで重要な「交渉」というコミュニケーションにおける技術をご紹介しました。
ビジネスにおける交渉は、双方の利益を最大化するために重要です。
効果的な交渉には、相手の立場や意見を尊重し、双方が納得できる解決策を見つけることが重要です。
信頼関係を築きながら、Win-Winの関係(三方よし)を構築することを心がけましょう!
しかし、本質的に相手を説得・納得させる方法はありません。
最終的には、あなたの誠意が身を結ぶのかもしれません。
AlWithでは交渉が上手くいくコミュニケーション方法を様々な角度からサポートしています。
あなたからのご相談をお待ちしています!
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