小さいお子さんがいるとついついしてしまう「抱っこ」。
いつまでもしてはいけないと思いながらも、
- 抱っこしてあげたい
- 可愛い
- 求められる
などの理由で抱き上げてしまいます。
ただ、成長と共にどんどん大きくなる我が子をいつまでも抱っこする事はできません。
今回はそんな抱っこをやめるタイミングとその理由・方法についてお伝えします。
最後まで読んで頂くと、以下の悩みが解決できます。
- いつも「抱っこして」と騒がれるので、どうにかしたい
- 子どもを自立させたいけど、どうすれば良いかわからない
- これからの子どもへの接し方(コミュニケーション)が不安
是非最後までご覧ください!
抱っことは
そもそも「抱っこ」とはどんな意味があって、なぜ親は抱っこをしているのでしょうか。
定義としては、
抱くこと、抱かれることの幼児語
となっています。
まだ幼い0、1歳の乳児では、泣いた時に抱っこをしてあげることが多いです。
抱っこをすることで
- 赤ちゃんが落ち着く
- 親子の絆が深まる
- 授乳ができる
など、「赤ちゃん」と言われる頃には抱っこは必要不可欠な行為です。
大きくなるにつれ
段々と大きくなってくると抱っこの意味合いは変わってきます。
1人でしっかり歩けるようになり体力が付いてくると、抱っこ紐が卒業でき、抱っこの頻度は減ってきます。
しかし、子どもは抱っこされるのが好きです。
なぜ求めるのかというと「楽だから」です。
これ以外の理由では「抱っこして」と言わなくなります。
- 眠たい時
- 疲れた時
- 歩きたくない時
状況は様々ですが、あの両手を挙げる格好には「楽したい」という子どもの甘えからきています。
抱っこのデメリット
では抱っこしてはいけないのかといったらそれも違います。
まだ歩けるようになったばかりで抱っこ紐を卒業した程度では、抱っこしてあげないとどうしようもないでしょう。
しかし、抱っこする事で
- 甘やかしてしまう
- 重たい
- 大人が疲れる
- 暑い
- 眠ってしまう
と、しっかり歩ける様になった子どもに対して、良い影響を与えることはあまりありません。
できる限り「抱っこしない」に越した事はありません。
抱っこ離れのタイミングと理由
では、具体的にいつから抱っこをしない方が良いのでしょうか。
結論からお伝えすると、それは
4歳の誕生日を迎えたら抱っこするのを控える
です。
4歳になったら、抱っこをするのをやめましょう。
ではなぜ4歳から抱っこしない方が良いのか、抱っこは3歳までなのか、理由を説明していきます。
赤ちゃんの卒業
一般的に、
- 抱っこ紐
- ベビーカー
は2歳まで使って、3歳からは使用しない子が多いです。
ベビーカーを卒業した後については別の記事でまとめます。
3歳になる頃にはオムツも取れる子が多いです。
そうやって段々と赤ちゃんから卒業をしていく年齢が4歳です。
そうやって
- 言葉をしっかり話せる様になる
- お箸を使える様になる
- 小さい子の面倒を見れる様になる
そんな年齢が3歳です。
今までは赤ちゃん扱いでしたが、立派な子どもとして扱って良い年齢です。
そのタイミングで抱っこを卒業するのは年齢的にも身体的にも、非常に良いタイミングです。
体力がついてくる
3歳にもなれば、既に立派に走り回れます。
ジャンプも得意なお子さんが多いのではないでしょうか。
4歳になると1日中歩き回る体力が付いてきます。
お昼寝をする頻度も時間も減ってきます。
足腰が強くなり、抱っこを必要としなくなってきます。
そのきっかけとして、4歳の誕生日は丁度良いのではないでしょうか。
肌身離さず→手を離さず
こんな言葉を聞いた事があるでしょうか?
- 3歳になるまでは「肌身離さず」
- 小学生になるまでは「手を離さず」
- 中学生になるまでは「目を離さず」
- それ以上になったら「心を離さず」
子どもとの距離感を絶妙に表しています。
3歳まではスキンシップを多く取って、肌身離さず抱っこをして下さい。
4歳からは肌身ではなく、手を離さない様にしてあげて下さい。
そうする事が子どもにとっても大人にとっても丁度良い距離感です。
具体的な方法 3選
抱っこをやめるのは難しいことです。
しかし、4歳の誕生日を迎えた子であれば分別はできます。
「抱っこ!」といつも言われて悩まれている
- お父さん
- お母さん
- 親族の方々
に向けて、具体的に抱っこしない方法をご紹介します。
条件を付ける
最初に取り組んで欲しい方法が「条件を付ける」ことです。
例えば
- 頑張って歩いてくれたらご褒美買ってあげる
- 駅に着いたら抱っこしてあげる
- 長い針が「6」になったらね
のように限定的に抱っこします。
そうすることで、子どもは我慢することを覚えたり、努力することができたり、常に抱っこしてもらえない状況を理解することができます。
いきなり、抱っこを全くされなくなるのは子どもとしても、抱っこをする側としても少し寂しいかもしれません。
少しずつ抱っこする頻度を減らして、徐々に慣れてもらいましょう!
理解してもらう
次の方法は、子どもに「理解してもらう」やり方です。
- 手が塞がっているから、今は抱っこできないの
- あと少し頑張れない?最後まで歩いてくれたら凄いんだどな
- もう大きくなったから抱っこはしないよ
伝え方は様々ですが、子どもに抱っこしない理由を明確に伝え理解を促します。
子どもも大きくなっているので、話せばちゃんと理解してくれます。
ただ闇雲に「抱っこはしない!!!」と怒鳴り散らしても余計に泣き叫ぶかもしれません。
大人が抱っこしてくれない理由がわかれば、子どもは判断できる様になり成長できます。
子どもと大人が、しっかりとコミュニケーションを取ることが重要です。
自覚してもらう
最後にお伝えする方法は「自覚してもらう」ことです。
子供に対して、もう抱っこする様な赤ちゃんではないことを自覚してもらいましょう。
4歳を迎える頃は、体力的にも精神的にも成長して、段々と子どもらしくなってきます。
もう赤ちゃんではなく、お兄さん、お姉さんだということを自覚してもらいましょう。
子ども本人に、段々と大きくなっていることを自覚してもらうと同時に、大人も自覚することが大切です!
子どもだからといって
- 甘やかす
- バカにする
- 見下す
ことはやめて、「この子も赤ちゃんじゃない」と認識して向き合っていきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は子どもとのコミュニケーション方法である「抱っこ」についてご紹介しました。
子どもは、お父さんお母さんが急に抱っこしてくれなかったら戸惑うかもしれません。
しかし、前もって伝えておく事で自覚も芽生え、抱っこをして欲しいという頻度が減るでしょう。
仮に求めてきても、親がしっかりと断る習慣を作るようにしましょう。
4歳にもなればお兄さん、お姉さんになってきた自覚もできています。
甘やかさない様に、親も自覚しましょう。
ここまで色々言ってきましたが、最終的に子どもは成長していきます。
- 大人が抱っこしたくてもできない
- 抱っこさせてくれない
- 自然と「抱っこして」とは言わない
大人が良ければ、自然と抱っこ離れさせても問題ないのかもしれません。
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